麒麟がくる11話あらすじネタバレ!今川vs織田で十兵衛がまた奔走!(3月29日)
麒麟がくる11話(3月29日放送分)は、麒麟がくる10話あらすじネタバレ(3月22日分)駒を救った侍は?信長に興味を持たれる十兵衛!の巻から季節が進み、天文18(1549)年の冬、尾張から始まる。
尾張にある笠寺の境内に置かれた輿を、織田信秀の将兵たちがものものしく警護していた。
輿に乗っているのは織田方の人質である松平竹千代(岩田琉聖)で、平手政秀(上杉祥三)は境内の入り口をにらんでいる。
目次はこちら
竹千代(家康)と織田信広の人質交換!
竹千代は、駿河の今川義元のもとへ送られ、今川方に捕らえられていた信秀の子・織田信広との人質交換が行われるのだ。
後の徳川家康である竹千代は8歳であった。
別の腰が今川の兵に守られて境内に入ってくると竹千代の輿が近くに置かれ、神経質そうな顔をした武将が顔を出し、あたりを見回した。織田信広だった。
竹千代が今川方に渡されると、信広は平手によって父・信秀の居城・末森城へと連れていかれた。
無事に信広を連れて帰ったと平手からから報告を聞いた信秀(高橋克典)は、大儀であったと言ったが、城を失ったのなら満身創痍で帰って来るべきものを、と城主の役目も果たせず、我が子が無傷であったことを不甲斐ないと嘆いた。
信秀は病で満足に弓も引けず、自分の後継者は誰かと悩み、また今川から戦を仕掛けられたら勝ち目はないので平手に警戒の手を緩めるな、動きから目を離すなと命じた。
早く三河に帰りたい竹千代だったが
竹千代が連れていかれたのは、駿河の府中にある今川義元の館だった。
今川義元(片岡愛之助)に平伏した竹千代が、いつ三河に返していただけるでしょうかと訊くと、太原雪斎(伊吹五郎)が代わって答えた。
三河は織田方と今川方に割れて相争っている。
今川は国が一つにまとまるように手伝っている最中であると。
辛抱を強いられるとわかった竹千代は、手にした箸で目の前にある膳の鯛の腹をぐさっと突き刺した。
今川に責められた織田のピンチに美濃は?
翌年8月。今川義元は数万の兵で尾張の知多半島に攻め入り、熱田まであとわずかと織田方の南部の領地を制圧していった。
この戦で織田方の非力ぶりがわかると美濃の稲葉山城での評定で、織田信秀と盟約を結ぶのは危ういというのが主流になる。
だが、美濃は織田と盟約を結んでいるので織田から頼まれれば共に今川と戦わなければならない。
稲葉良通(村田雄浩)は、戦う覚悟はあっても秋の稲刈りなど田畑の世話で忙しくて戦どころではないと言ってはばからないが、利政(道三=本木雅弘)のもとには織田家の平手から、援軍をよこしてほしいと言ってきていた。
これに対する返事をどうするか、利政(道三)は苦慮するが、那古野城への使者に信長を見知っている明智十兵衛光秀(長谷川博己)が行くことになった。
しかし、信長(染谷将太)は戦はどこ吹く風とばかりに相撲に夢中で、十兵衛の相手をしたのは平手と帰蝶(川口春奈)だった。
織田信秀に援軍を送らないという利政(道三)の考えを十兵衛が伝えると平手は愕然となり、言葉を失くして、その場を去って行った。
美濃の汚名を晴らせ!十兵衛!
十兵衛と二人になった帰蝶は、「もう美濃へ帰るべきか?」と口にしたが、織田家が許してくれるわけはない。
帰蝶は正室だが、人質も同然なのだから。
そこにやってきた信長は平手が残した知多半島の図面を見て、三河と国境にある刈谷城を指さした。
刈谷城の城主・水野は今川軍を三月は食い止めると言っているが、誰が仲立ちするのか、信長にも分からなかった。
十兵衛は思い出した。
以前、美濃の守護家の内紛で土岐頼芸(尾美としのり)と甥の土岐頼純が争ったとき、将軍家が仲立ちしたことを。
しかし、守護でもない織田の為に将軍家が動くとは光秀には思えなかった。
だが帰蝶は違った。
将軍家のそばに仕える者と懇意になった十兵衛が動けば、将軍家を動かせるかもしれない。
「十兵衛!美濃の恥をすすぐのじゃ」と帰蝶が言うと、信長もその気になるのだった。
マムシは許さなかった!?
十兵衛は困り果てたが、稲葉山城に変えると利政(道三)を口説きにかかった。
だが金がかかると思った利政は、「そなたの役目はここまでじゃ」と相手にしない。
せめて頼芸様に頼んで将軍家にとりなしてもらえるようにするのが美濃の取るべき道と十兵衛が言うと、利政の態度が変わった。
「勝手にやれ!わしは金は一文たりとも出さぬからそう思え!」
今川と織田の戦いを食い止めるには、頼芸から将軍家に和議のとりなしを頼むしかない、そう考えた十兵衛は、義龍(高政、伊藤英明)を巻き込んで頼芸を動かそうと画策する。
しかし、義龍は、父・利政の尾張との盟約の尻ぬぐいは金輪際やらないと突っぱねる。
だが、なんとか義龍を説得した十兵衛は頼芸に会えることになった。
頼芸に頼んだらヤブ蛇?義龍が決意してしまう!
十兵衛と義龍(高政)は頼芸の館へ行った。
十兵衛が将軍家への和議のとりなしを頼むと、頼芸は苦吟する。
将軍・足利義輝(向井理)は近江に身を潜めているし、和議の仲介は金5,6枚では済まない。
当事者である利政(道三)が出さない金を自分が出すのは、どう考えても筋が通らない。
さらに、利政(道三)は自分を美濃から追い出して守護に就こうとしていると頼芸は断じる。
十兵衛と義龍(高政)にとって初めて聞く話だった。
これは稲葉一鉄が漏らした話であり、利政(道三)にはその意図があると頼芸が言うと義龍(高政)は顔色を変え、十兵衛は眉をひそめた。
怒りがこみ上げた義龍(高政)が「お館様をお守りし・・・父・利政を・・・・」と口にすると、「殺せるか?」と頼芸は返し、それに義龍(高政)がうなずくと、文を書こうと頼芸は言った。
館を出ると、義龍は金の入った革袋と文を十兵衛に渡した。
十兵衛・近江に向かう!
京で有力大名の細川家で内紛が起こり、当主・細川晴元(国広富之)に不満を抱いた家臣・三好長慶(山路和弘)が挙兵して下克上になっていた。
この事件は将軍家を巻き込み、足利義輝は近江に落ち延びたのである。
十兵衛が近江の坂本(滋賀県大津市)の宿に足を入れると泊り客でごった返していた。
ご覧の通りでもう泊められないという宿主に十兵衛は食い下がったが駄目だった。
そばにいた薬売りに、どこまで行くのかと聞かれた十兵衛が「堅田(かたた、現・滋賀大津市北部)までじゃ」と返すと、堅田の入口は、三好の軍勢がとぐろを巻いているから行っても追い返されると言った。
そして板間に居た山伏は、将軍が都落ちして堅田まで逃げこんだので三好の軍勢が追ってきたと教えてくれた。
どうしたものかと十兵衛が途方に暮れていると、奥の部屋から薄汚れた若者が出てきた。
「明智殿・・・お見忘れか。細川藤孝にござります」と(眞島秀和)が言ったのだった・・・・
まさに、将軍・義輝の奉公衆である細川藤孝(眞島秀和)に会うとは、何とも強運な明智十兵衛光秀だった。
次回、麒麟がくる12話あらすじネタバレ(4月5日分)悩める十兵衛がプロポーズ!?に続く。
⇒麒麟がくる10話あらすじネタバレ(3月22日分)駒を救った侍は?信長に興味を持たれる十兵衛!の巻
「麒麟がくる」カテゴリーの関連記事