麒麟がくる16話あらすじネタバレ(5月3日)弟を殺害した高政に道三が怒る!
麒麟がくる16話(5月3日)「大きな国」は、麒麟がくる15話あらすじネタバレ(4月26日)マムシが道三になり高政に家督をの翌年、弘治元(1555)年の秋に始まる。
斉藤道三(本木雅弘)は孫四郎(長谷川純)と喜平治(犬飼直紀)を亡くした。
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高政が弟二人を殺害する事件が勃発
殺害したのは長男の高政(伊藤英明)で、怒り心頭の道三は近習たちを引き連れて稲葉山城を出ると、大桑城(おおがじょう)へ向かった。
道三の覚悟と動きを知った明智十兵衛光秀(長谷川博己)は、美濃の国が分断される戦にならないように織田信長と帰蝶を頼るしかないと考えた。
清須城にやってきた十兵衛に会った帰蝶(川口春奈)は、高政が二人の弟を殺したことに怒りがこみ上げる。
二男の孫四郎に家督を継げと後押し、高政と敵対するように仕向けたのは自分で、それを十兵衛に指摘されると帰蝶は言葉を失う。
高政と帰蝶の戦を目論んでいるのは帰蝶かも知れないと考える十兵衛光秀は、手出しを止めて欲しいと願い出るが、帰蝶は譲らない。
高政は信長と手を切り、敵視している岩倉城の織田信賢(おだのぶかた)と通じて、今川義元ともよしみをかわそうとしていると帰蝶は断じる。
これに対し、高政は信長と手を切ると言っていないと十兵衛光秀は帰蝶に反論する。
今川を通じて信長を敵に回すなど断じてない、そうならないように一命を賭けて押しとどめるので、帰蝶には道三が戦をしないようにしてほしいと頭を下げた。
だが帰蝶は、光安と光秀を頼って明智城にやってきた孫四郎を追い返したことを事を指摘して、「帰るが良い!」と隣の部屋へ。
古今集を読んでいた信長(染谷将太)は、「尾張と美濃の兵力の差、そして自分が清須を留守にすれば岩倉の織田信賢が背後を衝くから、戦をすべきではない」と帰蝶に説く。
信長にも我慢がならなくなった帰蝶はここも出て行った。
東庵と駒と元信(家康)と菊丸の想い
この頃、駿河では今川義元の軍師である太原雪斎(伊吹吾郎)が病死、それを知られないように治療していた東庵(堺正章)と駒(門脇麦)は足止めになった。
東庵が寺の中庭に炉を置いて鍋で煮物を作っていると、駒は自分たちへの処遇の不満を愚痴る。
そんな駒の耳に本堂の一室で「荘子」を素読している松平元信(後の家康=風間俊介)の声が聞こえてきた。
しばらくすると元信は素読を止め、匂いに誘われて縁側に。
そして庭に降りた元信が、雪斎さまがよく気の付く女子じゃと褒めておられましたと言うと、駒は昆布の煮物を小皿にとって元信に手渡した。
そこへ武士に連れられてやってきた菊丸(岡村隆史)が、美濃の騒動を語ると、駒と東庵は驚きを隠せなかった。
元信と東庵は将棋を指そうとなったが、光秀のことが心配でならない駒は、自分をここから連れ出して美濃、無理なら尾張までと頼む。
駒が手を握ると菊丸はうなずいたのであった。
高政の考えに十兵衛が言葉を失う
十兵衛が稲葉山城に登城すると酒宴のざわめきが聞こえてきた。
稲葉(村田雄浩)たち重臣が歌を歌い、踊りをはやし立てている。
踊っている光安(西村まさ彦)は十兵衛と目が合うと笑顔がゆがんだ。
高政は十兵衛に、奥の間へと目配せして席を立った。
高政は美濃でのことを聞き、織田がしっとしていれば、父上も動けまい、と。
そして十兵衛が、高政が家臣たちに実の父は土岐頼芸(尾美としのり)で道三ではないと言っていることを訊くと、「将軍家にも、いずれ守護の座につけるよう願い出る」と返した。
明智荘を領地として安堵してもらいたいとやってきたので踊りになったが、領地替えをする高政の考えに変わりはなく、光安殿には隠居していただき、後を継げと十兵衛に命じる。
美濃は国衆がそれぞれの田畑を抱え込んでいるのでいくらか石高はあるが、利益の総額も分からない。
多くの隠し田畑もあり、年貢を納めない国衆もいる。
国を新たにして大きな力を持つには領地の洗い直しをやらなければならない。
力を貸してもらいたいと高政に言われたが、十兵衛は返す言葉が無かった。
ついに道三も動くのか?狭間の十兵衛はいかに!?
館に帰った十兵衛が煕子(木村文乃)に、明智の領地が取り替えになるかもしれないと話していると下女の常(生越千晴)が、明智左馬之助(間宮祥太朗)の来訪を告げた。
十兵衛が縁側に出ると左馬之助は声高に、道三が高政と一戦交える覚悟をして「志を同じうする者は大桑城へ参集せよ!」と言っていると教えた。
十兵衛が光安の館に行くと、空になった鳥かごを前にして光安は庭を眺めていたが、「無き兄上からお預かりしたこの領地を・・・守れそうもない」と自分の非力を嘆き、牧(石川さゆり)にも面目がないと涙をこぼした。
「高政に命は預けない、大桑城へ行く」と言う光安を十兵衛は押しとどめる。
大桑城に兵が集まるとは思えないからだ。
道三は勝てないと考える十兵衛は「二日、お待ち下さりませ」と光安を押しとどめた。
美濃を二分する戦が迫っていたのだった。どうする十兵衛!?
十兵衛がマムシを説得!?
十兵衛は道三のいる大桑城へ早馬で急ぐ。
屋敷の廊下の反対側を歩く伊呂波太夫が十兵衛を見かけてほほ笑む。
十兵衛「殿、光秀にございます。」
道三「戦支度もせずにやってきて、何用じゃ?」
十兵衛「ご出陣を御止めする為に参りました。」
道三「先ほど、帰蝶が奇妙な女をよこした。
隣国・越前へ話をつけ逃げ道を用意した上、ついて来られよと申すのじゃ。戦をしても勝てぬと申してな。」
今までつぶっていた目をゆっくりと開ける道三「わしはこの鎧を脱ぐ気はない。そう言って追い返した。」
十兵衛「今、勝ち負けは申しませぬ。ただ、戦となれば国が割れ、国衆同士の殺し合いとなります。それだけは何としても・・・」
再び目をつむる道三「わしも迷うた。それ故少し眠り仏のお告げも訊いてみようと思うたが、仏は何も申されぬ。当てにならぬお方じゃ。」
十兵衛の方に体を向け「高政はのう、わしが真の父親だと分かっておる。されど、土岐頼芸様が父親だと言いふらし、自分もそうありたいと思うてきた。」
「高政は人を欺き、自らを飾ろうとしたのじゃ」
「十兵衛、人の上に立つものは正直でなくてはならぬ。偽りを申す者は必ず人を欺く。そして国を欺く。決して国は穏やかにはならぬ。わしはけちじゃがそれをわしは隠したことが無い。そうは思わぬか。」
「それは・・・その通りであるかと」
「そなたは、正直じゃそれでよい。」
「しかし・・・」
「わしはこれまで戦であまたの家臣を死なせてきた。
毎夜眠りに着く時、その者たちの名を唱えてみるのじゃ。
それが近ごろ、その名が出てこぬ。わしの命を救うた家臣の名が何人も出てこぬようになった。
忘れてしもうたのじゃ。わしは老いぼれた。
もはやこれまでと、家督を譲ろうと思うたのじゃ。
しかし、譲る相手を間違えた、間違えは正さなくてはならぬ・・・」
十兵衛「殿、お気持ちは十分・・なれど戦だけは。ご出陣をおやめください、どうか。」と懇願する十兵衛。
しかし「皆の者~集ええええええ!城より討って出る!!」と十兵衛を無視し家臣たちを呼ぶ道三。
「皆に触れを出せ~、これより鶴山に行く!鶴山に陣を張る~!!!」
家臣たち「おおおおお」と雄たけびを上げて屋敷を出ていく。
語りだす道三「十兵衛、ワシの父は、山城の国から来た油売りで、美濃に居つき財を成した。わしによう申しておった。
美濃も尾張も無い。皆一つになれば良い。」
目を見開いて話を聞く十兵衛に話し続ける道三。
「近江も大和も、さすれば豊かな大きな国となる。誰も手出しはできん。
わし一代では出来なかったが、おまえがそれをやれと。
わしも美濃一国で終わった。
しかし、あの信長と言う男は面白いぞ。あの男から目を離すな。
信長となら、そなた、やれるやもしれん。
大きな国を作るのじゃ。誰も手出しができん大きな国を!!」
「さらばじゃっ」と言い残し、走り去った。
十兵衛「殿~~」
馬で家臣たちと鶴山に向かう道三の姿が。
迷う十兵衛はどちらの味方になる?
明智荘に戻った十兵衛はあたりが大騒ぎになっており、伝吾から「光安様が先ほど、鶴山の道三様の陣へ向かいました!
道三様が大桑城を出たと聞き、十兵衛さ様には十兵衛様の考えがあろう。
自分は道三様の元へはせ参じるとおっしゃり、左馬之助様と足軽50人を率いてお発ちになりました。」と聞かされた。
「何故、お止めしなかったのだ!?」と怒りをあらわにする十兵衛。
伝吾「武士の意地・・・と仰せになり・・・高政様も稲葉山に陣を構えられたよし、国衆が続々と集まっているとのこと。
我らも十兵衛様のご命令次第、いつでも発てるよう準備いたしております。
如何がなされます?」
十兵衛「わしは行かん。道三様の陣にも、高政様の陣にも・・・」と言い母屋へ向かう。
まさかの発言に伝吾が「十兵衛様っ」と驚く。
母屋に入って来た十兵衛に牧が「今朝がた、稲葉山より御使者が来られた。高政様が陣を立てられる故、すぐ参られたしとのことであった」と。
十兵衛は視線も合わせず「はっ」とだけ言い奥へ上がっていった。
煕子が膝ひざまずいて「お帰りなさいませ。」と迎える。
煕子「何か、お口に入れて・・・・それからお発ちになりますか?」
十兵衛「どこへ発つのじゃ」とやや機嫌悪く言う。
「皆、既に覚悟を。あとは十兵衛さまのお心のままに・・・」と言い、煕子がそそくさと部屋を出ていく。
しかめ面の十兵衛は一人、明智の桔梗の家紋を見つめ、床の間から鉄砲を取り出すと、道三との過去のやりとりを思い出していた。
~~~以下回想シーン。
十兵衛から手渡された鉄砲を触りながら道三が「境は見たか?」
十兵衛「美濃もあのような豊かな町を持ちたいと。」
道三「その気持ちを忘れるな」
~~~回想シーン終了。
このやりとりは、堺から帰ってきた十兵衛がマムシに報告していた時のやり取りです。
詳しくは⇒「麒麟がくる」2話あらすじ(ネタバレ)「道三のマムシぶり」
十兵衛は一方、高政とのやり取りも思い出していた。
~~~
「父上に替わって国を支える。その折には力になってもらいたいという事じゃ。」と語る高政。
~~回想シーン
「当たったぞ!」と鉄砲を撃って標的の水がめを吹っ飛ばした道三。
~~5話の回想シーン終了
⇒麒麟がくる5話あらすじネタバレ!光秀「本能寺」で運命的出会い!?
回想シーンを思い出しながら、部屋で座して鉄砲を構えて空打ちする十兵衛
が突然叫ぶ!!
十兵衛「煕子っ!!!木助に鎧の用意をと。」
煕子「はいっ」
「戦じゃ、戦に参る!!!」と決心した十兵衛が立ち上がる!!
「十兵衛様っ十兵衛様っ」と家臣たちを引き連れ伝吾たちが屋敷に到着する。
「皆、揃うたか。」と十兵衛が現れる。
「行く先はいずこに?」と伝吾が訪ねる。
十兵衛「叔父上の後を追う!鶴山へ!!」
「はっ!!!」待ってましたとばかりに伝吾が返事。
「敵は・・・・高政様っ」と声を張り上げる十兵衛。
十数名の家臣全員が「はっ」と返答し走って出て行く!!
次回、17話あらすじネタバレに続く。
⇒麒麟がくる15話あらすじネタバレ(4月26日)マムシが道三になり高政に家督を
⇒麒麟がくる17話あらすじネタバレ(5月10日)道三軍vs高政軍の長良川の戦い!
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