麒麟がくる18話あらすじネタバレ(5月17日)「越前へ」
麒麟がくる18話あらすじネタバレは、前回の麒麟がくる17話あらすじネタバレ(5月10日)道三軍vs高政軍の長良川の戦い!、に続き、弘治2(1556)年4月に始まる。
明智の血を絶やすな!
斉藤道三(本木雅弘)は、高政と戦うために手勢を率いて鶴山を目指して馬で駆けた。
弘治二(1556)年4月、油売りの子から美濃の守護代にまで一代でのし上がった斎藤道三は、息子の高政(伊藤英明)に打ち取られて命を落とした。
道三側についた明智の城には、すぐにも高政軍が大挙して押し寄せてくるだろう。
おじの光安(西村まさ彦)に「明智の血を絶やすな」と命じられた十兵衛(長谷川博己)は、心を残しながらも落ち延びる決意をする。
伝吾(徳重聡)を始め家臣や領民たちに別れを告げ、母・牧(石川さゆり)と妻・煕子(木村文乃)、下女・常(生輿千晴)、家人・木助(水野智則)を連れて館を出ようとすると、光安の嫡男・佐馬助(間宮祥太朗)が庭に駆け込んできた。
戦が始まったのだった。
そこへ意外な人物が現れた。駒(門脇麦)と菊丸(岡村隆史)だった。
周囲の様子を知る二人の案内で一同が明智荘のはずれまで来たときに、城に火がついたのが見えた。
十兵衛に家督を譲った光安は、炎上する城と最期までともにした。
用意した逃げ道からあとを追うと言ったのは、うそであった。
だが、悲しみに浸っている時間などない。
周りは敵兵だらけで、女連れでは、斬り合いに望むわけにもいかない。
逃げ惑う十兵衛たちの前に、突然、武者を従えた女が現れた。
明智家の者たちを救うよう尾張の帰蝶(川口春奈)に遣わされたと、伊呂波太夫(尾野真千子)だった。
謎多き女・伊呂波太夫
伊呂波太夫のおかげで、十兵衛一行は越前との国境まで落ち延びることが出来た。
今夜は廃寺に泊まり、明日、越前の守護大名・朝倉義景のもとに連れて行くと太夫がいう。
十兵衛は以前、道三の大桑城で太夫とすれ違ったことがあったが、どういう素性の者か疑問に思った。
駒に尋ねると、太夫は自分の姉のような存在で、旅芸人一座の女座長であり、公家や諸国の大名と広い交流を持っているのだという。
訊けば聞くほど謎めいているが、城も国も失った十兵衛は、他に頼れる人も居なかった。
駒を救ったお侍さんとは?
旅慣れない上に険しい山道を抜けてきたせいで煕子は手をけがしていた。
駒が傷を見て、菊丸にもらった塗り薬でてきぱきと手当てする。
そんな駒に、どうして危険を冒してまで助けに来てくれたのかと煕子が聞く。
駒が答えた。
明智の人たちが心配だったこともあるが、幼い駒を家事から救ってくれた恩人のことが気にかかっているからだと。
そして、その人の紋が、十兵衛と同じ「桔梗」だと分かったと告げたときだ。
牧が不思議な顔でやってきてヤケドの傷が腕にあるか?と駒に聞いてきた。
「なぜ、牧さまがそれを・・・・」
駒は戸惑いながら、袖をまくって見せた。
火の粉が飛んできて出来たやけど跡が今も二の腕に残っている。
牧は涙ながらに語り始めた。
亡き夫・光綱が京へ上がった折に、炎の中から小さな女の子を好き、旅芸人の一座に預けたという話を聞いた。
光綱は京へ行くたびに、その子の行方を探していたと。
駒はとても驚いた。
ずっと探し続けていた命の恩人は、初恋の人の父親だったのだ。
だが、もう会って礼を言うことはできない。
嗚咽する駒の方に、牧が優しく手をかけ慰める。
そんな二人のやり取りに、十兵衛はただただ黙って耳を傾けているにであった。
朝倉義景に会う十兵衛
翌日、十兵衛は伊呂波太夫に連れられ、朝倉家の館で義景に対面することになった。
1人、駿河に帰った菊丸に聞いていた通り、山と海に囲まれた越前は驚くほど豊かで美しいくにであった。
その国を支配する名門・朝倉家の現当主は、戦いより芸ごとが好きと聞くが、どのような人物だろうか。
十兵衛たちが座敷で待っていると、やがて朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)が足早にやってきた。
忙しく扇子をあおぎながら、「よう参った」と人懐こく笑う。
伊呂波太夫は、親しい間柄らしく、義景にずけずけと物を言い、十兵衛を越前にかくまって欲しいと頼んだ。
戦嫌いの義景は、戦国・美濃の斎藤家と事を荒立てたくないと渋る様子。
そんな義景を太夫が説得し、結局、十兵衛は越前に留まることを許された。
実は、幕府の重臣である細川藤孝(眞島秀和)が十兵衛を救うため、「もし十兵衛が来たら守ってほしい」という旨の手紙を各国の大名宛に出していたのだった。
十兵衛が貧しい生活を強いられ考える
十兵衛たちの住居としてあてがわられたのは、小さな門前町の粗末で古いボロ家だった。
逃げるときに金を落としてしまい、掃除するための道具どころか、今日食べる米代すらも無かった。
それは、十兵衛が金をくれるという義景の申し出を断ってしまったからだった。
困り果てていると、駒が質屋で金を借りてはどうかと提案した。
十兵衛はふと思いつき、懐から数珠を取り出した。
「これなら質草になりうそうだ、大事な父上野形見だが、皆を植えさせるわけにはいかない。」
しかし、駒と煕子が質屋に出かけると、十兵衛は己の無力さに打ちのめされた。
「いくさに負け、全てを失くした武士に何の価値もない」
うなだる十兵衛を、牧が光綱の言葉を引き合いの出して励ます。
「人の値打ちは、苦境に立たされた時、どう耐え抜くかで決まるのだ、戦に勝っても負けても、常に誇り高くあれ」
幼い時に父に言われた言葉を、十兵衛もまた思い出すのだった。
次回、麒麟がくる19話ネタバレあらすじに続く。
次回⇒麒麟がくる19話あらすじネタバレ(5月24日)「信長を暗殺せよ」
前回⇒麒麟がくる17話あらすじネタバレ(5月10日)道三軍vs高政軍の長良川の戦い!
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