麒麟がくる20話あらすじネタバレ(5月31日)「家康への文」
麒麟がくる20話あらすじネタバレ「家康への文」は、前回の麒麟がくる19話あらすじネタバレ(5月24日)「信長を暗殺せよ」から2年後の、永禄三(1560)年から始まる。
今川に勝てない信長に十兵衛は?
永禄三(1560)年、十兵衛(明智光秀=長谷川博己)の越前での生活は、早くも四年が過ぎようとしていた。
赤子が生まれて家族は賑やかになっていたが、十兵衛はいまだに牢人の身で、生活は苦しかった。
美濃を追われた十兵衛に仕官の当てもなく、その間にも世の中の情勢はひっきりなしに変化し続けていた。
その日、寺で子供たちを教えて家に帰ってくると、尾張の帰蝶(=川口春奈)のもとへ遣わした左馬之助(=間宮祥太朗)が戻っていた。
早速、尾張の状況を聞くと、十兵衛が心配していたとおり、隣国・遠江(とおとうみ)と三河を支配した駿河の今川義元(片岡愛之助)がさらに勢力を拡大し、尾張を虎視眈々と狙っているという。
国境の主だった城が今川方の出城になっていると、左馬之助が地図を広げて説明する。
「戦は近い。しかし、今戦えば、信長に勝ち目はないだろう。」
十兵衛は、伊勢湾に面した尾張東部の国境近くにある大高城(おおだかじょう)に着目した。
今川は、ここを足掛かりに尾張へ攻め込んでくるだろう。となると、この地に詳しい三河の者に先陣を切らせるはず。
一刻も早く、尾張を助ける手段を見つけ、帰蝶に知らせなければ。
十兵衛は地図を前に長時間、熟慮しやがて左馬之助に問うた。
『今川義元に最も近い、三河の武士は誰か?』
元康(家康)の現在は!?
人質交換によって織田から今川に送られた松平元信は、元康(=風間俊介)と名を改めて初陣を果たし、十九歳の若武者に成長していた。
三河の岡崎城主だった父・広忠(=浅利陽介)は死に、母の於大(おだい=松本若菜)織田方の実家に帰され、元康は祖母の源応尼(=真野響子)とともにいまだ、駿府にとめ置かれていた。
尾張との戦で先陣を命じられた元康は、いつものように智源院で望月東庵(=堺正章)と将棋を指していた。
戦乱の世では、強国の支配下にある者が矢面に立たされるのも致し方ない。
いつか三河を取り戻す日が来るまでは、我慢、我慢なのだ。
だが、元康は、ときどき全てを投げ出したくなることがある。
姉のような存在の駒(=門脇麦)にだけは、そんな胸の内を打ち明けることが出来た。
2帰り道、偶然会った駒が、戦から必ず生きて帰れるというお守り代わりの丸薬をくれた。
その気づかいに、元康は心から嬉しそうな笑顔になった。
慎重な義元の心配事とは
その夜、東庵は義元に呼ばれ今川の館に出向いた。
鍼治療を受けたいという口実だったが、本当は元康の真意を探りたかったのだ。
万が一、先陣に立てた元康が尾張に寝返っててしまえば、今川が危なくなるかもしれない。
用心深い義元は、元康が裏切らないという確証が欲しかった。
「元康は、裏表が無い若者です。案じるようなことは何もございません。」と答えたが、東庵は複雑な思いだった。
義元は表面上は元康を丁重に扱っているが、領土拡大の為とあらば容赦なく切り捨てるだろうと。
同年5月、義元は塗り輿に乗り、二万五千の軍勢を率いて尾張に向かった。
その頃、不利な信長はどうする?
今川勢が、駿河を出たという知らせを受け、尾張の清須城は緊迫した雰囲気になっていた。
本軍が到着する前に、敵方についた大高城と鳴海城を潰しておきたい。
だが、どの砦の武将もいまだ攻略できずに居る。
ここはいったん和議の方向で・・と堂々巡りの議論を打ち切るように立ち上がった信長(=染谷将太)は、重臣たちを置いて広間を出た。
たった三千あまりの軍勢で、今川の大軍とどう戦えと言うのか。
浮かない顔で居室に戻ると、帰蝶がどこかへ出かける整えをしていた。
なんと、この戦支度の最中に熱田宮へ行くという。
驚く信長に、勝てぬまでも負けぬ手立てを考えなければと、強い目を向ける。
昔、信長がよく将棋を指していた松平竹千代こと元康は、軍服して今川の三河勢を束ねる大将にまでなっている。
その母・於大と伯父の水野信元(横田栄司)を熱田に呼んであるという帰蝶。
母親と伯父を動かし、元康をこちらに取り込む策かと、信長はすぐに悟った。
輝そして、帰蝶にその知恵をつけたのは誰であるかと言う事も・・・・
十兵衛がいよいよ仕官かと思ったらオコ
十兵衛の鉄砲の腕前を知った宇野(=剣持直明)という義景(=ユースケ・サンタマリア)の家臣が、朝倉家に仕官できるよう上に口を利いてくれる次第になった。
翌日、勇んで朝倉の館を訪れた十兵衛だったが、義景は京から来た公家との蹴鞠遊びが忙しく、話しを聞いてもらえなかった。
十兵衛は腹を立てていた。
「こんな国に誰が身をゆだねるものか。尾張では信長が大一番の戦に挑もうとしている。この目で、戦いぶりを見てみたい」
十兵衛は足早に戻ると、左馬之助に尾張までの道案内をさせるのであった・・・
次回、麒麟がくる21話ネタバレあらすじに続く。
前回の内容は⇒麒麟がくる19話あらすじネタバレ(5月24日)「信長を暗殺せよ」
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