「麒麟がくる」2話あらすじ(ネタバレ)「道三のマムシぶり」

「麒麟がくる」2話「道三の罠」は美濃侵略に押し寄せる織田信秀の軍勢にマムシが牙をむく!
誰であろうと歯向かう者には容赦しないしたたかな策士に視聴者震撼!
迫力ある「麒麟がくる」2話の全貌を紹介します!
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麒麟がくる2話あらすじ(ネタバレ)
十兵衛が美濃へ戻るが機嫌が悪い道三
「麒麟がくる」2話は、1547年の秋、美濃の稲葉山城に、織田信秀(=高橋克典)が大軍を率いて現れるところから始まります。
京から医者・望月東庵(=堺正章)とその助手・駒(=門脇麦)を連れてきた明智十兵衛(=長谷川博己)は、戦のことを知り稲葉山城へ急ぎます。
十兵衛は叔父・光安(=西村まさ彦)から、主君の斎藤道三(=本木雅弘)が機嫌が悪いことを聞かされます。
その原因は、織田信秀の二万の軍に対し、斎藤軍は五千という圧倒的不利な状況からでした。
道三に難題を出される十兵衛
十兵衛が道三のもとを訪れると彼は「おもしろやこの宿」と、百姓の間ではやっている風流踊りにつける節を歌っていました。
さっそく道三は明智十兵衛に戦の指示を与え、同時に旅の約束の確認をします。
十兵衛はすぐに望月を小見の方の看病にあてていることを報告し、堺で見つけた鉄砲を道三に渡し約束を果たしたことを伝えます。
さらに、堺の様子を聞いてきた道三に十兵衛は、「美濃もあのような豊かな町を持ちたいものです」と答える。
「その気持ちを忘れぬことじゃ。豊かであれば無用な戦いもせずに済む」と道三は意外なことを言った。
しかし、鉄砲を受け取った道三は「半分返せ」と、十兵衛に用意した旅の支度金の返済を迫るのでした。
さらに「この戦で侍大将の首を二つ取れば借金は帳消しにしてやる」と難題を突きつけます。
そのあとすぐ小見の方の部屋に呼ばれた十兵衛は、道三の娘・帰蝶(=川口春奈)に出会います。
小見の方の礼を十兵衛に述べる帰蝶は、再会を懐かしむと戦に向かう彼に「武運を祈る」と送り出します。
加納口の戦いが火ぶたを切るが
木曽川を越えたところに本陣を構えた織田軍が、稲葉山城を目指し攻め始めます。
迎え撃つ斎藤軍の中で待ち構えていた十兵衛は、家臣の藤田伝吾(=徳重聡)たちとともに、城下町に責めてきた織田の兵に切り込みます。
「侍大将!!」と叫び兵を切り捨てる十兵衛は、侍大将探しに必死でした。
すると、稲葉山城から撤退を報せる「退き鉦」の音が城下町に響き、城の中へ退却します
城に戻る十兵衛は道三のやり方に不満を覚え、息子であり友の高政(=伊藤英明)に愚痴をこぼします。
「お前の父上はやっぱ嫌いじゃ」と籠城や借金を背負わせたことへの不満を述べる十兵衛は、高政に道三を説得するよう頼みます。
しかし、「わしは正室の子でない側女の子じゃ」と高政は言い捨て断りました。
美濃のマムシが立ち上がる!
一方、織田信秀は、斎藤側に潜り込ませた忍び「乱波(らっぱ)」から、城に退いた兵が酒を飲んでいることを聞き知ります。
それに信秀は「明日、陣を立て直し総攻めをいたそう」と兵を戻すよう家臣に指示するのでした。
しかしそれは斎道三の罠だったのでした。
織田の兵が引きさがる機会を待っていた斎藤道三は、水の入った杯を投げ捨て、すぐに家臣に「織田軍を追い打ちするのじゃ」と指示します。
織田方に戻ろうとしていた兵たちは、斎藤軍の奇襲になすすべなく総崩れになります。
その勢いに乗る十兵衛はついに侍大将を見つけます。
所が、その侍が叔父の明智光安そっくりな顔に明智は驚いてしまいます。
スキをつかれた明智はとっさに侍の首に刀を向けました。
斎藤軍が織田の本陣まで押し寄せ、抵抗しようとする信秀は家臣に引き止められ撤退します。
勝利したのに十兵衛の心境は!?
勝利を確信した道三が「エイエイオー」と勝ち名乗りを上げ、遠くから聞こえるその声に、返り血を浴びた十兵衛も掛け声を上げるのでした。
あたりが暗くなり、稲葉山城に引き返す十兵衛は、戦で傷つきながらも上機嫌な光安に会います。
その光安を手当てをする望月東庵は「おめでとうございます」と十兵衛が大将の首を討ち取ったことを祝福します。
しかし、光安や望月が喜ぶのと反対に十兵衛は、叔父に似た侍を殺したことに疑念を抱いてました。
「これが武士の本懐か?」とつぶやく十兵衛は、勝ち続けることしか生き残れない世の中に苦い顔をします。
守護職・土岐頼純とマムシが決裂!?
その頃、斎藤道三は美濃の守護職で帰蝶の夫・土岐頼純(=矢野聖人)に、織田への勝利を称えられていました。
そんな頼純に帰蝶は、斎藤軍に加勢しなかったことを非難し「我が夫をお許しください」と父に詫びを入れました。
道三は帰蝶を引き下がらせると、頼純が織田と裏取引きした証拠の手紙を見せつけます。
頼純は父を守護の座から引きずり落とし、叔父を騙してる斎藤道三を恨んでいました。
この恨みから頼純は、信秀の弟・信康(=清家利一)あてに「斎藤を討てば美濃の領地を与える」という書状を送っていたのでした。
企てを見抜かれた頼純は、道三が土岐家にしてきた悪行を述べ「そちの言いなりにならん」と立ち上がり去ろうとします。
「頼純様!」と呼び止める斉藤の異様な雰囲気に、頼純はもとの上座に戻ります。
すると道三は頼純に、茶を振る舞い風流踊りの節を彼に披露します。
「おもしろやこの宿は~」と道三が歌い始めると、茶を飲んだ頼純がのどに手を当て苦しみだします。
それに構わず歌を続ける道三は、苦しみ悶えながら絶命していく土岐頼純の様子を冷たく見守るのでした・・
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