麒麟がくる9話あらすじネタバレ(3月15日分)菊丸の正体が判明!あの人の命令で動いていた!
麒麟がくる9話(3月15日)放送分は、天文18(1549)4月、今川義元(片岡愛之助)の館で始まる。
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当主の今川義元は、太原雪斎(伊吹吾郎)を従えて、松平弘忠(浅利陽介)と対座していた。
義元は弘忠に、尾張の織田信秀によって三河の田畑や城が奪われ、嫡子の竹千代は人質として尾張に留め置かれていると指摘する。
そして、義元が、松平家の汚辱を晴らせと織田信秀との戦を促すと、弘忠は平伏し、戦の準備のため大急ぎで岡崎へ戻った。
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松平弘忠が襲われる!?
その帰り道である峠道を弘忠の一行が進む。
日没が迫ってきたので、近習が麓に戻って朝を待ちましょうと提案するが、「ならぬ、明日の日暮れまでに国境を超えるのじゃ」と弘忠は拒んだ。
その時、矢が飛んで来て近習に当たった。
逆の方向からも矢が飛んで来て弘忠に当たり、その場に崩れ落ちた。
駆け寄る家臣たちにも無数の矢が降り注いだ。
菊丸は敵か味方か!?
この一部始終を小高い石段の上から眺めていた菊丸(岡村隆史)は、騒ぎが小さくなると石段を飛び降り、弘忠たちが襲われた場所へ。
そこには武士たちの屍があちらこちらに転がっていたが、菊丸は弘忠の亡骸のそばに行くと、腰から脇差しを抜いて素早く立ち去った。
信長と帰蝶が初対面
早朝、那古野城の奥の間まで帰蝶(川口春奈)が眠っていると薄く戸が引かれて室内に光が射し込んだ。
朝日うを背にして男が入ってくると帰蝶はまぶしさで目が覚め、光の方から泥まみれの足が近づいてきてしゃがみこんだ。
信長(染谷将太)は、帰蝶の顔を眺めて、つぶやいた。
「嫁いでくるのはマムシの娘。蛇女かと思うたが、要らぬ心配だったようじゃ」
そう言って、その場に腰を下ろした。
帰蝶は素早く起き上がり、身を整えると、「祝言を放り出すとは、よほどの大事があったのでしょうな」と皮肉まじりで言い返した。
すると信長は、安食村の又座衛門が頭は鹿、目が星のように光る黒い化け物に池に引きずり込まれそうになったと城下で大騒ぎになっていたので、それを解決するためにあまが池の化け物を探していたと、説明した。
そして、神妙な顔つきで祝言に出なかった非礼を詫びると、欲しいものはないかと聞いた。
お腹がすきましたと返す帰蝶に、信長は長く裂いた干しダコを渡し、手をたたいて「中へ参れ」と言うと、泥まみれの若者3人が入ってきた。
末吉は石つぶての名人、平太は竹槍の名人、太助は村一番の大食らいだと紹介されると、部屋を出て行った。
信長はなんと奇妙な男なのだろうと、帰蝶は思った。
菊丸の正体がついに判明!?
三河の刈谷城の広間で城主の水野信元(横田栄司)に、妹の於大(松本若菜)は血塗られた脇差しを手にして、刀が弘忠のものであると告げると涙を流した。
しかし、弘忠が於大の息子・竹千代を尾張に人質に差し出したから縁を切ったはずであり、その弘忠の死をなぜ悲しむのだと攻められると於大もうなずくしかなかった。
信元が庭に平伏している男に、「弘忠殿を殺めたのは何者じゃ?」と問うと、織田家の手の者ではないかと答えた。
弘忠亡き今、今川義元が報復を仕掛けて尾張に攻め入るのではないかと信元は危惧し、そうなれば竹千代の命も危ういものになる。
菊丸が命に代えても竹千代を護ると言うと、水野信元も「そなたが頼りなのじゃ」と念を押した。
信長と帰蝶が婚儀の挨拶に
信長と帰蝶が婚儀の挨拶をするために末盛城(すえもりじょう)へ行くと広間に通された。
二人が信秀(高橋克典)と土田御前(檀れい)に目通りすると、若侍が大ぶりな松の盆栽を運んできた。
斎藤利政(道三)が手塩にかけて育てた盆栽の贈り物であったので、信秀と土田御前は手放しで喜んだ。
それを見た信長が、自分からもめでたい引き出物があると言い、供の若侍が美しい塗り箱を信秀の前に置いた。
箱のふたをそっと開けると、信秀の顔色が変わり、再び開けてのぞき見するとすぐ閉じた。
良かれと思った信長が信秀にめちゃ叱られる
「そなたらには、席を外してもらいたい」
信秀の声色で、土田御前と帰蝶も出て行った。
箱には、弘忠の首が入っていたので、「このうつけが!」と信秀は怒鳴り、扇子で信長の肩を打ちすえた。
今川にすり寄り、尾張に攻め込もうとしていた弘忠を殺したので、信長は信秀に褒められると思っていたが、そうではなかった。
信長は不満でたまらない。
だが、これで今川が竹千代を獲りに来る、しかし、戦っても勝機はないと考えている信秀は、塗り箱を突き返す。
信長は、箱を抱えて広間を後にした。
帰蝶が竹千代を憐れむ
帰蝶が庭が見える廊下に出てくると土田御前が言った。
この世には見てはならぬものがある、開けてはならぬ箱がある、と。
しかし、それがどういうことか、帰蝶には分からなかった。
戸が開いた部屋の前まで来ると土田御前が立ち止まった。
信長の弟・信勝(木村了)が人質の竹千代(岩田琉聖)と将棋を打っていて竹千代が投了すると、手ごたえの無い奴よのう信勝は突き放した。
それを見て土田御前は、次からは駒を落として対局しなさいと言うが、竹千代は「情けは無用」と返して部屋を出て行ってしまう。
竹千代が軒下の金魚鉢を眺めていると、帰蝶が歩み寄り、金魚の事を訊ねた。
すると唐から渡ってきた金魚が狭い鉢に居る事を人質である自身の身になぞらえて憐れんだ。
そこに、父・信秀に叱責された信長が通りかかり、竹千代が駆け寄ったが払いのけられた。
帰蝶は、竹千代が不憫でならなかった。
帰蝶が鉄砲を撃ったら!?
那古野城に帰ると信長は庭に出て鉄砲を撃った。
的に当たったので帰蝶が褒めると、「試してみるか」と言った。
初めて撃った鉄砲で的をかすめたので、信長が帰蝶を褒めると、(利政)道三と鉄砲、明智十兵衛(光秀)の話しになった。
お互いの父を嫌いになる話で盛り上がった。
鉄砲を手に入れるために十兵衛が、堺や近江を奔走し、利政を困らせたと披露すると信長は十兵衛に興味を示した。
十兵衛が妻木氏の屋敷で出会うのは?
三か月後、明智十兵衛(長谷川博己)は、藤田伝吾(徳重聡)と土豪・妻木氏の屋敷(現:岐阜県土岐市妻木町)へ向かっていた。
このところの日照りで妻木の米の備蓄が尽きたというが、信じられなかった。
十兵衛が米を乗せた荷車とともに屋敷へ近づくと、門前で家臣が待っていた。
十兵衛がそこで出会ったのは、妻木煕子(ひろこ=木村文乃)、後に十兵衛の正室になる女性であった。
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